障害学会2021 自由報告

筆頭者のみ記載

1)河西正博 「障害」表記に関する調査研究 ―表記と障害モデルの関係性について―
2)阿地知進 理念的必然性を持った障害者雇用
3)植木是 自閉症児の親の会(日本自閉症協会)の前史的活動に関する一考察 ―1964年設立の三重県あすなろ学園とその親の会関係資料から
4)伊東香純 精神障害者の欧州の組織における名称の議論にみる社会運動
5)三島亜紀子 「ギフテッド児」「特異な才能のある児童生徒」あるいは「天才」と教育に関する考察:ギフテッド教育は優生思想につながるのか?
6)青木千帆子 障害とテクノロジーの概念整理に向けた試論 ―1970~90年代の共用品をめぐる議論を手がかりに
7)かわぞえねむる アカデミズムの なかの さべつてきな ひょうげん、ヴィジョニズム (visionism)、そして ゆうてつがく (eusophia) について
8)遠藤翔馬 障害の社会モデルと「不健康な障害者」をめぐる一考察
9)北村弥生 身体障害者手帳所持者(上肢のみの障害)における国連国際障害統計ワシントン・グループの指標の選択状況
10)高森明 1880年代前半ロンドン慈善組織協会における失業者救済と「虚弱者」の処遇について ―「排除の政治」史から「排除の複合体」史へ―
11)有松玲 2011年改正障害者基本法の課題 ―障がい者制度改革推進会議の議論を中心として―
12)相良真央 アンケート調査からみる発達障害者が誤解を受けるメカニズム―すれ違い再考のための場作りを展望する―
13)利光惠子 旧優生保護法の運用実態と優生手術の様相――1950~60年代の公文書から
14)野口友康 予防接種ワクチンによる健康被害が発生する四つの過程と健康被害者の救済について
15)増田洋介 統合教育における障害児いじめに関する一考察 ―28歳で小学校に入学した脳性マヒ者・八木下浩一のいじめ観を通して
16)澤岡友輝 高次脳機能障害だとわかること ―本人による手記を用いた考察
17)油田優衣 先天性の障害当事者が語る「治療」に対する両義的な意味づけと葛藤:SMA当事者へのインタビューを通じて
18)駒澤真由美 精神障害を生きる当事者の「生の実践」 ―リカバリーと就労支援の現場に着目して
19)栗川治 低迷する障害教員の雇用の実態と経過
20)瀬戸山陽子 当事者の語りから大学における障害学生支援の在り方を考える ~車椅子の男子学生が理不尽な対応を受けた体験~

22)中村雅也 専門的職業に従事する障害者の労働支援―車いす使用の学校教師を事例として―
23)藤木和子 障害者のきょうだいの出生前診断への調査結果から
24)森田加津世 身体障害があるダンサーの自己アイデンティティーと踊る身体の獲得 ―義足のダンサーとして活動する森田かずよの一例―
25)日下部美佳 マラウイ共和国の初等・中等学校におけるインクルーシブ教育の実践 ―地域の障害者運動家が与える影響―
26)田中裕史 家族関係を変容させる軽度障害者の主体性 ―片耳小耳症・外耳道閉鎖症当事者のライフストーリーから
27)中西裕子 聴覚障害者と聴者の社会生活における認識とは ~聴覚障害理解に向けた聴覚特別支援学校教員の視点からの検討~
28)山口雄史 就労継続支援A型事業所の理想と実態
29)山口和紀 健全者手足論は「いつ」提起されたものだったのか ―機関紙の分析から
30)飯田奈美子 手話通訳士倫理綱領における通訳者役割の考察
31)中井良平 A・クラインマンの解釈理論考察
32)Yoo Jinkyung コロナ禍におけるALSの人の地域移行