日時 2025年3月14日金曜日午後2時―3時45分
 講師 アンヌ=リーズ・ミトー
 会場 東京大学本郷キャンパス教育学部棟1階109教室
 https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_09_01_j.html
 主催 障害学会
 東京大学バリアフリー教育開発研究センター
 情報保障 手話通訳・文字通訳
 開催形式 対面50名(事前申し込み必要)
講演動画 https://youtu.be/F08blkBzT9A ※公開25.4.25まで
講演テキスト PDF ※公開25.4.25まで
講演スライド PDF ※公開25.4.25まで
趣旨
 障害学会の国際委員であり昨年、日本の障害をテーマとして”Le coeur et le droit: Le handicap dans la société japonaise”(『心と法律(慈悲から人権へ)』)をフランス語で刊行(英語は2026年予定)されたAnne-Lise Mithout(アンヌ=リーズ・ミトー)さんを講師として、同書の内容を踏まえた研究会の開催を行います。同書の内容は下記*。
プログラム
 2:00 開会挨拶 長瀬修(障害学会理事・国際委員長)
 2:05 報告 「心と法律:慈悲から人権へ」アンヌ=リーズ・ミトー(パリ・シテ大学准教授)
 3:05 質疑応答 司会:伊東香純(障害学会理事)
 3:40 閉会挨拶 飯野由里子(東京大学バリアフリー教育開発研究センター特任教授)
 総合司会:田中恵美子(障害学会理事)
参加フォーム
 https://docs.google.com/forms/d/1IXnEIRb0K3dwFuqpctj3FEmLHLChk9qwPoWjLXKcPDg
アクセシビリティに問題のある場合や、ご質問のある場合には、以下の3名に同報でご連絡ください。
 障害学会国際委員会(理事)
 長瀬:Nagase@an.email.ne.jp
 田中:etanaka@tokyo-kasei.ac.jp
 伊東:itokasumi24@gmail.com
*目次
 第1章 1945年以前の障害者の歴史
 1. 中世以前の障害者の位置~宗教的信念と慈善措置
 2. 盲人の共同体と当道座の出現
 3. 江戸時代における国家統制の強化
 4. 近代化と障害者
 第2章 障害者福祉の歴史~リハビリテーションからインクルージョンへ
 1. 福祉国家建設時代におけるリハビリテーションと施設化の発展
 2. 社会参加概念の出現へ
 3. 新自由主義の時代におけるケアと福祉政策
 第3章 「我々は愛と正義を拒否する」~ 障害者運動 の発展
 1. 障害者運動の初期~カテゴリーに基づく動員
 2. 青い芝の会~優生思想に反対する運動
 3. 青い芝の会の遺産~交差点的視点から人権を守る
 第4章 教育制度における障害児の位置~支援と排除
 1. 1945年以前の特殊教育~社会事業から国家総動員へ
 2. 戦後から2000年代まで~特殊教育から統合教育へ
 3. 21世紀の「特別支援教育」
 第5章 個人の雇用可能性から職場の働きやすさへ
 1. 二重の雇用システム
 2. 就労支援事業所で働く
 3. 一般企業で働く